【LAS人】こんなアスカは大好きだ!10【専用】
342氏
342 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/05/26(金) 14:19:51 ID:???
ある日曜日の夕方 誰もいない体育館倉庫 シンジは怖々とその扉を開けた
「遅かったわねぇ」跳び箱に腰掛けて待っていたのはアスカ
足を軽くばたつかせシンジを笑顔で迎えるが眼光は鋭い。シンジは咄嗟に視線を逸らしてしまう
「まぁいいわ、許してあげる。それより何でここにアンタを呼び出したか・・・わかるわよね?」
ドクンッッ その言葉にシンジの心臓は飛び上がる。まさかっ!?バレた!
おちつけおちつけ、人がいないのを確認していたし、常に周囲を警戒してた
人の気配があれば気づいていたはずなんだ。そうだよ、まだアノ件だと決まった訳じゃないじゃないか
熱を持った思考回路を落ち着かせ、慎重に言葉を選ぶ
「アスカが何を言ってるのかわからないよ。でも買い物の荷物持ちくらいなら手伝うよ」
努めて自然に滑舌よく話す。大丈夫、きっと大丈夫
「本当にわからないの?胸に手をあててよく考えてみなさいよ」
表情も姿勢も変えずにアスカが問う
「・・・ごめん、やっぱり思いつかないや。そんなことより早く帰ろうよもうこんな時間だし、ミサトさんも・・」
「リコーダー」
ドクンッッッ その言葉に思考は停止し体が硬直した
「あたしのリコーダーに何かしたでしょ?」
いつのまにかアスカの表情は素に戻っていて、何を考えているのか全く読めない





 

343 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/05/26(金) 14:57:04 ID:???
「し、知らないよ。何のことだかサッパリ・・・本当に」
「そうよね、家はマズイわよねぇ。ミサトの事だからどこに監視カメラがついてるかわからないし
いつ誰が来るかわからないもの。その点学校なら教室から外を見渡せるし誰か来れば
廊下に響く音が教えてくれる。万が一人に見られても教科書を忘れたとか色々いい訳もできると
ま、シンジにしちゃうまく考えたって所かしら。あたしもまんまと騙されてたってワケね」

一気にまくしたてるアスカ、シンジの表情は凍り付き足が震えているのが遠目からでもわかる
「ちょっと前からおかしいとは思っていたのよね、音楽の授業の時横目でチラチラとあたしの方を見てたでしょ?
それも笛を吹く前に特に。最初は気にもしてなかったけど1週間前の音楽の時間の時
笛に液体がついてた。おかしいわよね?使ったのは2日前だったのになんで乾いてないのかって
これは誰かの嫌がらせだと思って加持さんに頼んで小型の監視カメラを貸してもらったわ
それで机に仕掛けたんだけど映ってたのよ   アンタがあたしの机から笛を取り出している所がね」
すでにシンジは顔面蒼白になり汗びっしょり、今にも倒れんばかりだ
「あ・・・・ごめん・・・魔が・・て・・・スカ・・ごめ・・なさい・・・ごめんなさい・・・」
「謝れば許してもらえるとでも思ってるワケ?はっ、アンタらしいわね」
アスカは懐から1枚のCDを取り出して見せる

344 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/05/26(金) 15:33:49 ID:???
「この中にアンタの悪行が記録してあるわ、どうしようかしらね・・まずは今日ミサトに見せて
明日ネルフに持って行こうかしら。みんなにも見せてあげなきゃアンタの卑怯な行動を
そうそう学校のみんな、もちろんファーストにもね、それからアンタを警察に突き出しても遅くないし ねぇ?」
シンジは答えない 虚ろな表情でずっと謝罪の言葉を呟いている
「用はそれだけ、じゃあね」
CDをしまって出て行こうとするアスカ
ハッと我に返るシンジ
「ま、待って!待ってよアスカ!」
なんとか出て行こうとするアスカの腕を取って呼びかける
「何?もうアンタに用はないんだけど?」
「みんなに見せるのはお願いだから許してよ!そんなことされたら僕!」
「そうね、もうこの街で暮らせないでしょうね、でも仕方ないわ アンタのしたこと笑っては許されることじゃない
そうでしょ?だから罰は受けないといけない。それくらいバカシンジでもわかるでしょ?」
「そ、そうだけど それだけは許してよ!お願いだから!アス・・!」
「しつこい!」 手を振り払い扉に向き直る
それでも扉の前に正座し泣きながら許しを請おうとするシンジ 
「・・・・ほんとにしつこいわね、それともここで殺されたいの?」
「お願いだから許して!なんでもするから、アスカの為ならなんだって!お願いしますお願いします・・・」
「ふぅん、なんでも・・ね。可哀想な男ねアンタって そんなに卑屈になって矮小なプライドすらなくしたのかしら?」




346 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/05/26(金) 16:14:08 ID:???
「でもアンタが本当に反省して自分から私の下僕になりたいっていうなら・・・・
まぁ今回の事は情状酌量の余地アリってことで胸の内にしまっておいてあげてもいいわよ」
そういってシンジの前にかがみ込み微笑をうかべる
「え・・・・本当に?本当にアスカ?」
「本当よ、何?もしかしてイヤなの?」
「そ、そうじゃないよ!あ、ありがとうアスカ許してくれて・・」
「アスカ?アタシはアンタの主人なのよ。他に呼び方があるんじゃない?」
「あ・・・え?えっと・・・あ、アスカさんありがとうございます」ふうっ アスカはそれを聞いてため息をつく
「もういいわ。アンタ反省の気持ちないみたいだし、無理ならいいのよ、じゃあね」
そのまま立ち去ろうと立ち上がる
「ご、ごめんなさい!あ、アスカ様、本当にありがとう御座います!」
アスカの手にすがり潤んだ目で上目遣いにアスカを見上げるシンジ
「・・・最初からそうやってればいいのよ、少しは可愛げがあるじゃない」
微笑みながらそっとシンジの頭に手を置き軽く撫でる
「・・・・アスカ様?」
「何もアタシはアンタを憎んでるわけじゃないわ、確かに頭に来たけど、そうやってアンタが反省の心を持って
一生懸命アタシの言うことを聞いてくれるならちゃんと許してあげるし、こういう風に優しくしてあげるわ
だからアンタの気持ち次第よ。できるだけアタシも優しくしてあげたいんだから ね? わかるわよね?」
「は、ハイ!アスカ様。さっきはごめんなさい。アスカ様に喜んでもらえるよう僕頑張ります」
「よしよし、そうね・・・まずは何をしてもらおうかしら」
アスカの目はどこか遠くをみつめつつも妖しく輝いていた

ムシャクシャして書いた でも反省はしてない





350 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/05/26(金) 17:40:01 ID:???
それじゃ少し続きをば

「お疲れ様、調子はどう?」
そう言って近くにある机にコーヒーを置く
「順調よ、怖いくらいにね」
リツコはモニターから目を離さずに答える
「シンジ君とアスカのシンクロ上昇率には目を見張るものがあるわ、特にアスカは
前回とは比べものにならない数値を叩き出しているわ」
「本当に凄いですよねアスカちゃん、いきなりシンジ君を抜いちゃうなんて」
「そうね、でもいきなりこの数値は異常よ。ミサト 何か知ってる?」
モニターから目を離しミサトに問いかける
「それがね〜、私にもよくわかんないのよ。アスカはいつも通りなんだけど ただ・・」
「ただ?」
「最近のシンジ君がちょっちね、変わったというかなんとというか・・・
髪型やファッションにもこだわるようになって性格も明るくなっちゃってるのよね」
「別に珍しい事じゃないわ。思春期の男の子にはありがちな事じゃない」
「でもシンジ君はそういう子じゃないと思うんだけど・・急に変わりすぎというか」
「好きな子でもできたんでしょ、恋をすれば人は変わるわ」
「う〜ん、それとは違うのよね、うまく説明できないんだけど・・・・」
「根拠はあるの?」
「・・・・女の勘よ」



351 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/05/26(金) 17:45:00 ID:???
「何にしてもいいことだわ。この調子でいって欲しいわね」
再びモニターに目を移す
「う〜〜ん、やめやめ!考えてもわからないわ。ところでリツコ」
「何?」
「コーヒー冷めちゃうわよ?」
「遠慮しておくわ」
「・・・・失礼ね」
「ここらへんにしておきましょうか、アスカ!レイ!シンジ君!あがっていいわよ」

「お疲れ様、今日のハーモニクステストの結果だけどアスカ、あなたが一番よ」
「ふっふ〜ん、まぁ当然よね」
「すごいやアスカ!おめでとう!」
「これが実力よ、アンタも頑張りなさいよ」
「うん、今度はアスカに負けないからね」

着替え終わってネルフ本部を後にするシンジとアスカ。だがシンジの印象は少し前とは随分違う
シンジは全体的に髪をすいて軽くまとめ前髪とこめかみを少し伸ばした感じにしており
制服も上ボタンを外し少し崩した格好で着ている。香水もシトラス系のコロンをつけている。
もちろんそれはアスカの好きな香りをチョイス。表情も明るく活き活きとするようになっていた。
元々端正で幼い顔立ちもあってか学校でも女子の間でかなり好感をもたれるようになったのだ。
「本当に凄いですアスカ様、とっても嬉しいです!」
「あんなの当たり前じゃない。そんなに喜ぶことでもないわ、いちいちはしゃがないで」
「・・・あ、ご、ごめんなさいアスカ様」
アスカに怒られてしゅんとなるシンジ


354 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/05/26(金) 18:13:18 ID:???
「そんな辛気くさい顔しないの。アンタってほんとバカねぇ・・ちょっとからかっただけじゃない。」
「あぅ・・・」
シンジの頬に手をかざしてニッコリと微笑む
「アンタが一生懸命頑張ってるのはわかってるわ。これからも私に尽くすのよ。いいわね?」
「・・・・はい、アスカ様ぁ」
うっとりとした顔でアスカの言葉にうなずく
「そうだアスカ様、今日の晩ご飯はどうしますか?」
「ハンバーグ、他は任せるわ。食後はド○ールのコーヒーでね」
「はい、わかりました。それと・・・あの」
「ん?何よ?」
「あの・・・またお願いしていいですか?アスカ様」
「また?アンタってホントどうしようもない変態ね、そうねぇ・・・どうしよっかな〜」
「・・・・・・・」
「まぁ考えておくわ」
「は、はい!」
「勘違いしないでよ?まだご褒美あげるなんて言ってないんだからね」
もう完全に奴隷根性が染みついたシンジであった

あ〜疲れた orz
どうみてもオナニーです 本当にありがとうございました