【LAS人】こんなアスカは大好きだ!10【専用】
732氏
732 名前:1/3 投稿日:2006/07/23(日) 16:51:50 ID:???
「シンジ〜ひま〜」
「暇なら洗い物手伝ってよ」
「それはイヤ」
「…じゃあ一人で遊んでなよ」
「じゃあ新しいゲーム買ってきて」
「そんなお金無いよ」
「ケチ…にしてもひまね…」
「やっと静かになったかな?さあ、洗い物早く済ませないと」
「シ〜ンジ!」
「うわ!?な、なんだよ」
「ひまだからアンタと遊んであげる」
「い、いいよ…」
「良いのね。さっすがシンジ!」
「違うよ!」
「観念しなさい」
「勘弁してください」
「ダメよ。男に二言は無いわ」
「はあ…じゃああと皿を二枚洗うから、それだけ待ってよ」
「仕方ないわね。待ったげる」
「今日はあっさり引くね」
「やっぱり待たない」
「な、何でもないです…」
「フン!急ぎなさいよ!」

733 名前:2/3 投稿日:2006/07/23(日) 16:53:49 ID:???
「終わったよ」
「何しよっかなあ〜?」
「決めてないの?それならコップも洗って…」
「待った!」
「なんだよ」
「アンタ騙されやすそうだから教育してあげる」
「そんなことないと思うけど…」
「あるわよ。きっと詐欺に引っ掛かるわね。そして身ぐるみ剥がされて捨てられるわ」
「ネルフがあるから大丈夫だよ」
「甘い!そんなだからダメなのよ」
「じゃあどうすれば良いんだよ?」
「だからこのアタシが教育してあげるのよ」
「どんな風に?」
「そうね…アタシが『始め』って言ってから『終わり』って言うまでずーっと嘘を付くわ。アンタはその嘘に騙されないようにする。これでどう?」
「そんなの騙されるわけないよ」
「アンタなら絶対騙せるわ。それじゃあ『スタート』!」
「ふう…騙されるわけ無いのに…」
「シンジ…」
「(ドキッ)な、なんだよ」
「好き」
「ブファッ」
「何よ、汚いわね」
「だだだ騙されないぞ!」
「ホントに好き」
「ううう…」
「最初にあったときからずーーーっと、好きだったわ」
「…」
「今は…」
「今は?」
「愛してる」

734 名前:3/3 投稿日:2006/07/23(日) 16:55:04 ID:???
「…」
「黙ってないで何か言いなさいよ」
「だ、だまされる…もんか」
「ホントにホントよ!証拠を見せたげる…目をつぶって」
「え?」
「いらないの、ショーコ?」
「だって、そんな…」
「ほら、早くしてよ」
「あ、え、う、うん…」
「しっかり目を閉じて」
「うん…」
「それじゃあ行くわよ…」チュッ
「あ、ああああああ!!」
「クエッ?」
「って、あれ?ペンペン?」
「ププププププ…」
「ま、まさか…」
「『やめやめ』、あんた本物のバカね。ばーか、ばーか」
「……ぅぅぅ」
「『始め』っからぜーんぶ嘘よ。アンタなんか最初っから大大大大大だーいっキライよ。おわかり?」
「そ、そこまで言わなくても…」
「大した暇つぶしにもならなかっわ。今日は『終わり』にしとくけど、またやるから覚悟しときなさい!」
「ひどいや…」
「騙されるアンタが悪いのよ。せいぜい騙されないようにするのね、バ・カ・シ・ン・ジ!」

アスカの部屋
「ふう、あの様子じゃきっと気付いてないわね」
「まだまだ甘いわね、バカシンジ」

735 名前:ネタばらし  投稿日:2006/07/23(日) 17:29:30 ID:???
『始め』って言ってから『終わり』って言うまで
それじゃあ『スタート』
『やめやめ』、あんた本物のバカね。
『始め』っからぜーんぶ嘘よ。アンタなんか最初っから大大大大大だーいっキライよ。おわかり?」
今日は『終わり』にしとくけど、『またやる』から覚悟しときなさい

;y=ー( ゚∀゚)・∵. ターン>>735