【LAS人】こんなアスカは大好きだ!10【専用】
939氏
939 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/08/21(月) 03:54:58 ID:???
「ほら、早くしないと置いていくわよ」
「ま、待ってよ」
「ホンットにだらしないんだから」
「っていっても教科書30冊も持ってるんだから…」
「それくらい軽ーく持ちなさいよ」
「じゃあ何で一緒に来たんだよ」
「先生が一人一回は運びなさいって言ってたでしょ?」
「それと何の関係が?」
「バカねー、アンタと一緒ならアタシが持たなくて済むじゃない」
「なるほど…じゃないよ、まったく…」
「ほらほら、遅い遅い!」

「はぁ…はぁ…」
「アンタ本当に力無いわね」
「んなこと…言ったって…」
「あんまり遅いとアスカ様の名誉に傷が付くから、5冊だけ持ってあげるわ」
「遅いくらいで、傷なんかつかないよ」
「じゃあ持たない」
「ご、ごめん」
「口答えしたから3冊しか持たない」
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
「やっぱり1冊だけにしようかな〜?」
「な、何でもないです」

「そろそろ教室ね」
「ふぅ」
「よし、ここから半分持ってあげるわ」
「え?何で?」
「1冊しか持っていなかったらアタシがサボったみたいじゃない」
「実際サボってたじゃないか…」
「つべこべ言ってないで、サッサと半分渡しなさい」

940 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2006/08/21(月) 03:56:01 ID:???
「…」
「何か言いたそうね、モンクある?」
「アスカってさ、八方美人だよね」
「次の使徒戦で事故に見せかけてちょうど良いタイミングでアンビリカケーブルに引っ掛かるわよ」
「リ、リアリティーがあって恐いよ…」
「まったく!このアタシのどこが八方美人なのよ!」
「どこがって…あ、でも」
「なによ」
「僕とか綾波とかミサトさんの前では地が出てるね」
「次の使徒戦で事故に見せかけてエントリープラグ握り潰す。絶対ツブス」
「や、やめてよ、死んじゃうよ!」
「アンタが失礼なこと言うからよ」
「ご、ごめん」
「それとも、実は優しくして欲しいとか?」
「え…う、うん」
「意外と正直ね」
「でも、期待はしてないよ」
「まったく、アタシも低く見られたものね」
「え?」
「アタシが本気を出したら、アンタなんかイチコロよ。覚悟しなさい!」

「それからなのね、アスカがシンちゃんにべったりなのは」
「はい」
「そうよ。シンジが優しくしてほしいって言うから、精一杯優しくしてるのよ」
「んでも、二人はつきあってる訳じゃない、と?」
「え、あ、その…」
「そうよ」
「はぁ…じゃあアスカはいつまで優しくするつもりなの?」
「アタシはいつまででも構わないわ」
「あ、そう。でも、つきあってるわけじゃないのね?」
「そうよ」
「…一生やってなさい。ああ、頭痛くなってきた…」