【LAS人】こんなアスカは大好きだ!15【専用】
5分以内に来なさい!
134 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2007/11/26(月) 21:43:50 ID:???
 ある日の放課後、突然シンジの携帯が鳴った、画面には、「アスカ」の文字。
 学校にいる時は、マナーモードにしているシンジ、まるで電話の相手の感情を表現するかのように電話が暴れた。
「何だよ、もう・・・」
 その日、日直に当たっていたシンジは、学校に残り、課せられた作業の途中だったが、渋々、通話ボタンを押し電話を耳に当てる。

「シンジ!すぐに校門前まで来なさい!いいわね!」
 母親が、子供に命令するかのような言い草で、一言放つと一方的に電話を切ってしまった。

 呆気に取られ、通話が切れた電話を眺めるシンジ。「はぁ・・・」
一つ溜め息をつき、残った作業をサッサと済ませた。
 アスカが意味無くシンジを呼び出す、こういった事は日常茶飯事だった為、シンジは、大して急ぎもせず校門前に向かった。
 シンジが靴を履き替え、校門が見える所まで来た時だった。
 アスカが、中々来ないシンジを待っていた。
 鞄を両手で前に持ち、壁にもたれ、スネた子供みたいに、口を尖らせ俯いていた。
 まるで小さな子供が、親の帰りを待つかの様だった。
 シンジが近付く足音が聞こえたアスカが顔を上げ、一瞬眼を輝かせた・・・が次の瞬間、
アスカ「アンタ!アタシをイツまで待たすのよ!スグに来いって言ったでしょ!」

ワザと声を荒げて、シンジが来てくれた 嬉しい気持ちを誤魔化すアスカ。
シンジ「日直だったんだよ・・・」
困り果てるシンジ
アスカ「アタシが呼んだら、5分以内に来なさい!」シンジ「そんなの無理だよ・・・」
アスカ「だったら、いつもアタシの傍にいればイイでしょ!」
頬を赤く染めるアスカ。