【LAS人】こんなアスカは大好きだ!15【専用】
酔っ払いアスカさん
20 名前:酔っ払いアスカさん 投稿日:2007/11/18(日) 13:53:47 ID:???
今日は葛城邸でミサトさん、リツコさん、アスカ、僕により毎月恒例の
報告会という名の食事会(正確には飲み会)が催された。リツコさんは
酔っ払うと超毒舌になるらしい。もちろん、アスカと僕はジュースだ。

<懇親会開始2時間経過:葛城邸リビングにて>

「自称エースのくせに単独使徒撃退はサンダルフォンだけじゃない。」
「な、な、なんですってーーーーー!!」
「ちょっ、ちょっと、リツコ言い過ぎだってば」
「しかもそれすら命カラガラ・・・フ、無様ね」
「ブチ」
「悔しかったらわたしに酒で勝ってみなさいよ。自称エースさん(ニヤリ)」
「あーあーやってやろうじゃないの。リツコぶっ潰す!!!」

という挑発に簡単にのってしまい現在泥酔状態のアスカ。ミサトさんは
アスカに完全に潰されて顔に落書きされたリツコさんを家まで送って行った
ので今はいない。僕はとりあえずアスカをリビングのソファーまで運んだ。

「シンジ〜♪みた〜?リツコ、さけよわっ。雑魚ね。ざ・こ」
「もうー中学生なんだからこんなに飲んじゃ駄目だよ」

アスカはケラケラ笑ってたかと思うと急に僕に抱きついてソファーに
引き込んだ。図らずも僕とアスカはソファで抱き合う形に。

21 名前:酔っ払いアスカさん 投稿日:2007/11/18(日) 13:58:15 ID:???
「わ、わ、わ、あ、アスカ酔い過ぎだって!」
「ねぇ〜・・・シンジ」
「もうーなんだよー(泣)」
「シンジの今好きな人ってだ〜れ〜?」

ビクッとなる自分

「あれ〜この反応は好きな娘いりゅわね〜?」
「そ、そんなのいないよ!それよりちょっと離してよ!」
「バカシンジの癖にな〜ま〜い〜き〜♪言うまで離さない〜」
「そ、そうだ、アスカが言ったら言うよ。言えないんなら『おあいこ
 って事で』離してよ、ね?」
「ふ〜ん、そうきたか〜」

何やらアスカは考えている。するとアスカの口許が少し歪んだかと
思うと僕の瞳を見て「・・・加持さん・・・」とだけ言った。
再びビクッとなる自分

「う〜そ〜よ♪びっくりした?」
「え・・あ・・・う、うそ?」
「加持さんが好きだったのは本当〜。でもあれはエレクトラコンプ
 レックスみたいなものね」
「な、なにそれ?」
「言葉は悪いけど・・・ファザコンみたいなものかな」
「そう・・なんだ・・・」
「フフフ♪」

22 名前:酔っ払いアスカさん 投稿日:2007/11/18(日) 13:59:27 ID:???
安心はしたけど自分の思いが見透かされいて、いい様にアスカに
弄ばれているとしか思えなかった。
僕はこの時ちょっとヤケクソ気味だったのかもしれない。

「僕はさ」
「うん」
「アスカが好きだよ」

僕の背中に回されたアスカの腕に少し力が入った気がした。

「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「いや・・」
「ごめん、やっぱりそうだよね。でも言ったから離してよ」
「それもいや」
「・・・(どうしろって言うんだよ)」
「明日の朝もう1回ちゃんと言って。お願い。」
「・・・わかったよ」

しばらくしたらアスカはそのまま寝ちゃったので、そっと起こさない
ように抜け出してタオルケットを掛けてあげて僕は部屋に戻った。

翌朝アスカに「昨日の事覚えてる?」って聞いたらひっぱたかれて
「とっとと言う事言う!」と怒られた。
僕はなぜか1回じゃなくて30回くらい「アスカが好きだ」と言わされて
「あんなあからさまな質問シラフじゃできないわよ!バカ!ニブチン!鈍感!」
とまた怒られた。その後に1回だけアスカが「シンジのこと大好き」
って聞こえるギリギリの声の大きさで言ってくれた。

後日NERV内で額に『にく』と書いてあるリツコさんの写真がアスカから配られ、
リツコさんのあだ名がしばらく「ミートさん」だったことは言うまでもない。

23 名前:酔っ払いアスカさん 投稿日:2007/11/18(日) 14:00:29 ID:???
<おまけ>

「なあシゲル。この赤木さんの写真みたか?」
「おお、マコト。それ本当は『肉』って書きたかったんじゃないか?」
「そういやアスカちゃん漢字苦手だったな・・・」
「もし俺なら赤木さんの額に目を書いて『パールバディー』とかって
 したんだがな。」
「・・・・シゲルって漫画オタ?」