【LAS人】こんなアスカは大好きだ!15【専用】
暗黒面
- 237 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2007/12/09(日) 23:45:23 ID:???
- >暗黒面
高校に登校するシンジとアスカ。シンジが下駄箱を開けると見事に落ちてくる白い便箋の数々。
「・・・相変わらずのご盛況なご様子ね。まったく高校に入った途端急に人気出ちゃって」
「はは、なんでだろうね?」
笑顔で誤魔化すシンジと不機嫌な様子のアスカ。そんな彼女の下駄箱には普段通り一切便箋が無い。
彼女の美貌から考えれば不可解なのだが、アスカからすればシンジ宛の便箋の方が気になるらしい。
シンジはといえば便箋を一枚一枚確認している。名前が書いてないものは中身を取り出して
一つ一つ丁寧に確認していった。その作業を終えた途端がっくりと肩を落とすシンジ。
気が気じゃないアスカはシンジに皮肉を込めて訊ねた。
「あ〜ら、お目当ての娘からのは無かったのかしら?」
「うん・・・アスカからのが無かった」
「な゛っ!」
「これだけモテても、アスカから貰えないんじゃ意味がないよね、はは」
哀しそうに笑うシンジは硬直したアスカを置いてそのまま教室へとトボトボと歩いていく。
我に返ったアスカは顔を真っ赤にして慌ててシンジの後を追っていった。
<放課後>
人気が無くなった校舎の中で、アスカの下駄箱から何かを取り出しているシンジの姿があった。
「さぁて今日も隠し扉に沢山溜まったアスカ宛のラブレターを処分しないとね〜」