【LAS人】こんなアスカは大好きだ!15【専用】
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- 527 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/01/20(日) 19:18:18 ID:???
- アスカは国語のテストで赤点をとってしまい、追試を受けたのだが、そこでも点がとれず、
特別に国語の課題がしばらく課されることになってしまった。
「普通の現代文でも難しいのに、古文や漢文なんてアタシに分かるわけないじゃない!
酷いと思わない、シンジ」
「うん…。でも、課題で済ませてくれるんだから、先生も一応配慮はしてくれてるんだよ、多分…」
「あーあ、折角明日から休みなのに、気分も沈んじゃうわ」
「そうだ、今日は夕食にアスカの好きなもの作るよ」
「ホント?…でも、それだけじゃ元気でない。もう一つ聞いて欲しい事あるんだけど」
「もう一つ?うん、僕にできることなら」
「そんなに難しい事じゃないのよ。ちょっと一緒にあのお店に入って欲しいだけ」
アスカがクルリと450度回転して、道路の向こうのお店を指差した。そこには計ったように宝石店があった。
「ねぇねぇ、これデザイン可愛いと思わない」
「え?どれ」
アスカが指差した先には銀色に輝くペアリングがあった。カルティエというブランドのものらしい
値札を見ると、6桁の数字が並んでいる。
「ア、アスカ。いくらなんでも、これは無理だよ」
「ふふ、別にアタシは買って欲しいとまでは言ってないわよ?でも、いつもみたくおねだりしたら
シンジは甲斐性見せてくれるのかしら」
「アスカ、ホントにそれだけは許して…」
「アハハ、分かってるわよ。でも、できるなら物理的に元気が出るようにして欲しいわね」
「物理的に?」
「そ、物理的に」
瞬間、シンジの目がキュピーンと光ったと思うと、アスカを抱えて店から出て、疾走していた。
「ちょ、ちょっとシンジ。どうしたのよ!?」
「物理的にアスカが元気になることしてあげたら良いんだよね」
「そうだけど…一体何なのよー!?」
その後、夕暮れ時、ぐったりとした様子のアスカを背負って歩くシンジの姿が目撃されたという。
二人が何処で何をしていたかは知る由もない。ただ、アスカは現代文の復習も必要なようだ。
続かないはずが続きっぽい。あえて言わなくても寸止めである。