【LAS人】こんなアスカは大好きだ!15【専用】
制服
- 581 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/01/26(土) 21:11:10 ID:???
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時に西暦2018年、14歳前後で色々色々あったため、1年遅れでシンジとアスカは
高校へ進学する事になった。そして、中学卒業を控えたある休日、洗濯物と布団を
干し終えたシンジは、リビングでSDATを聞いていた。すると、襖の向こうからアスカが
呼ぶので、いそいそと立ち上がり襖を開けたのだが、途端、ピシリと固まってしまった。
「どう?シンジ。この間寸法合わせに行った高校の制服できたんだけど、似合ってるかしら?」
「………」「?何ボーっとしてんのよ」
「い、いや、凄く似合ってると思うよ。けど…」「けど何よ」
「…そのっ…め、目のやり場に困ると言うか」
「ああ、これ?確かにスカートの丈短いけど、スパッツ穿く様になってるから大丈夫よ」
「そ、そうなんだ」
あの戦いの日々の頃、彼女の心身ともに憔悴しきった姿を知っているシンジとしては、
目の前にいる生命感に満ち溢れた、現在の彼女の姿は素直に嬉しく思うのだが、
同時に、どこか心の片隅に、これまであまり感じた覚えのない暗い感情が渦巻いていた。
ここのところ、感の鋭くなる事著しいアスカは、シンジの表情から、シンジ本人は上手く
表現できないであろう感情の正体を看破し、ニヤリとシンジの実父のような笑みを
浮かべるとシンジの背後に回り、背中に飛びついた。
「うわっ、危ないよアスカ!」
「ふふ、アンタも一丁前にアタシに独占欲なんて抱くようになったのねえ」「えっ!?」
「最近はアンタ以外の男の前で、露出度の高い格好はしてなかったしね。ま、悪い事
じゃないわ。アタシの事心配で大切に思ってくれてるって事だもんね」
「もう、アスカには敵わないや…」
真っ赤になってモジモジしているシンジを見ていると、アスカは「きゅ」と胸が締め付けられる
ような感覚を覚えた。そして、背後から抱きついたまま囁いた。
「ね?これからもずっとアンタしか知らないアタシの姿見たい?ばかシンジ」
その後の詳細は不明だが、夕刻、シンジは下したての制服に何故かアイロンがけをする
事になったとか。
※画像参照