【LAS人】こんなアスカは大好きだ!16【専用】
350 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/04/10(木) 18:34:59 ID:???
シンジに告白された
シンジのことは嫌いではない、嫌いならそもそも同居はしない
だけど好きか?と聞かれたら困る
アタシが好きな人は前から加持さんなのだ、好きな人がコロコロ変わるような尻軽女ではない
「シンジ、ありがとう
だけどアタシは加持さんのことが好きなの
だからごめんなさい」
そしてシンジはこの家を出ていった
アタシはシンジのことを振ったのだから止めたくてもそんな資格はない
寂しいが仕方ない、アタシが選んだ結果なのだから

351 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/04/10(木) 18:43:13 ID:???
学校では毎日シンジと会うがお互い気まずく未だにに目を合わせることすらない
考えてみればアタシの毎日の生活はほとんどシンジと一緒だった
学校へ行くのも一緒、休み時間もシンジの席まで行っておしゃべりしてたしお昼は別だが帰りもだいたい一緒
シンジがいなくなって今更ながら気づいた
心にぽっかり穴が空くってこんな感じなのかな
アタシは一体どうしたいんだろう
わからない・・・

352 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/04/10(木) 18:53:34 ID:???
アスカに降られた
アスカはいつも僕と一緒にいた、学校でも家でも最近は荷物持ちをしない荷物持ちとして遊びに出掛けたりもしていた
きっとアスカも僕に好意を持っていると思いこんでいた
だからアスカの返事は予想外だった、目の前が真っ暗になった
使徒に胸を貫かれたときよりも胸が締め付けられるように痛かった
胃液が逆流してくる感じがした
そして僕はあの家を出て行った

353 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/04/10(木) 19:08:57 ID:???
アスカが必要な人は僕ではなく加持さんなのだ
ミサトさんも加持さんが必要なのだろう
使徒もいなくなり僕はもう誰にも必要とされない
ここに来る前の状態に戻るだけなのになんでこんなに涙が出るのだろう
「ん?雨か・・・、気持ちいいや」
泣きすぎて自分の頬を濡らすものが涙なのかそれとも雨なのかよくわからなくなった

357 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/04/10(木) 23:02:58 ID:???
>>350-353
シンジを抱きしめた
帰り道ふと寄ったユニゾンのときの高台に来てみると、そこにシンジが佇んでいた
今はシンジに会っても何を話せばいいのか分からなかった
逃げようと思った
だけどシンジは泣いていた
雨が降りしきる中、シンジは静かに、涙をこぼしていた
量産機に食い荒らされたときよりも胸が張り裂けそうで痛かった
気づいた時には傘を放り投げてシンジを抱きしめていた
心に空いた穴がふさがっていくのを感じる
雨に降られた体は冷たいけれど、満たされた心は温かい
なんだ、アタシはこうしたかったんだ
ようやく見つけた本当の気持ち、誰がどう思おうが知ったことか
だからアタシは想いを伝える

「シンジ、あのね…」

358 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/04/10(木) 23:08:10 ID:???
>>356
スマン!書き込みに気づかなくて勝手に先走った…
でもせっかく書いたんで、いちお最後までうpさせてもらいます

アスカに抱きしめられた
ぐちゃぐちゃの気持ちを整理するために来た高台で、気づくと僕は泣いていた
アスカとの思い出の場所で、僕はアスカの気持ちに整理をつけるために泣いていた
胸が痛い、いたい、イタイ
こんなことならアスカを好きになるんじゃなかった、最低なことを考えていたそのときだった
突然アスカに抱きしめられた
最初は誰だか分らなかった、でも目の前に見える赤い髪が、雨の中に届く甘い匂いが、彼女がアスカだと伝えていた
なんで、どうして…わけがわからない
でもアスカから伝わる温かさだけは確かなものだと実感できた
この温かさを離したくない
やっぱり僕はアスカが好きなんだ、諦めちゃダメなんだ
だから僕は想いを伝える

「アスカ、あのさ…」


スルーの上で続きキボン