【LAS人】こんなアスカは大好きだ!17【専用】
あげたかったもの
- 168 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/06/07(土) 00:15:23 ID:???
- もう三日も雨続きだ。洗濯物も乾きゃしない。
「アスカ、お風呂冷めちゃうよ。早く入ったら?」
「ん〜、わかった〜」
毎年同じように過ぎてく一日だけど、今年の今日は忘れることはできないや。
風呂を済ませたアスカがこういうまでは、本当にいつもと同じだった。
「シンジ。いいお湯だったわよ、ありがとう。」
「え?」
罵倒されることはあっても、感謝されることなんて
ほとんどないのに。なんかいつものアスカと違う…。
「お誕生日おめでとう。バカシンジの喜びそうなもの、
ここしばらくずっと考えてたんだけど何も思いつかなかった。
あんた物欲なさそうだし。
だから、アタシがずっとあげたかったものをあげることにしたの。
『素直なアタシの気持ち』、受け取って。
好きよ、シンジ。アタシ、あんたのことが大好き。」
真っ赤な顔してリビングからでていくアスカ。
慌てて廊下に出るシンジ。
「あ、アスカ…ありがとう。僕も…僕もアスカが好きだ」
「あったり前じゃないの、バカシンジ。このアタシを袖にする男なんて
この世にいるわけないじゃない。」
「あ、あれ?さっきのしおらしさは…」
「ばーか。時計見てみなさいよ。もう6日は終わったのよ。
プレゼントはおしまい!アタシの誕生日、楽しみにしてるわよっ!おやすみ!」
目には見えないけど、すっごく優しいプレゼントありがとう、アスカ。
ちゃんと受け取ったから。