【LAS人】こんなアスカは大好きだ!17【専用】
七夕アソート
632 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/07/07(月) 01:39:28 ID:???
 今日は七夕ということらしい。
天の川に遮られた、若い男女が唯一出会える日。

 私には毎日同じ家で共に暮らす男がいるが、
適当な距離感で過ごし、お互い干渉しない。
二人の間には深く長い見えない河が流れているらしい。
物理的な距離ではなく、心理的障壁、つまり心の壁が
私たちを隔てている。

アイツは人と接するのが怖いのだ。
傷つけるのが怖いから。…欺瞞だ。
傷つくのが怖いのだ。
愛想笑いの薄い鎧で他人との接触を絶っている。

傷つけないように、身に纏うその鎧。
アイツの心を遠ざける。
もっと本当の心が知りたい。
もっとそばにきてほしい。
もっと求めてほしいのに。

 どうやら私はいつかその河を、
アイツが乗り越えてくれることを期待しているようだ。
来年の今頃にはもっと寄り添えますように…
そんな願いを一人ごちる。

そんなの、ちっともアタシらしくないのに。。
感傷的になったのは、この素晴らしい星空のせいにしておこう。

そんな横で嬉しそうに短冊をつけるシンジきゅん。
「…あのバァカ」


633 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/07/07(月) 01:49:31 ID:???
七夕ということで、お願い事を短冊に書き込むアスカさん。


シンクロ率が欲しい。そしてエヴァ
ンゲリオンに乗るのに
ジャマな奴は全て排除する。エースの座
が、どうしてもどうしても
欲しくてたまらないの。更に使徒を倒
して、加持さんと結婚した
いわね。


「アスカ…普通、短冊は縦読みするものだから、まるわかりだよ///」


634 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/07/07(月) 02:09:38 ID:???
「七夕ってのは一年に一度会えるって日なんだから、四六時中顔を合わせてる私たちは逆に会わないように過ごしてみましょ?」
「なんでまた…別にいいけど」
「んじゃ0時まわったらスタートね!見つけられたら罰ゲームよ!おやすみ!」
「…?うん、よくわからないけどおやすみ…」



「あ、そうだ、シンジ今度ね駅の南口に…」
「早いよ」


638 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/07/07(月) 16:13:42 ID:???
シンジ「はいこれ、七夕のやつ」
アスカ「たなばたぁ?・・・・・・ふーん。これに?・・・で、あのバンブーは?・・・あれに?これを?」

知ってるけど説明を受けたいアスカさん


640 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/07/07(月) 21:26:35 ID:???
「なにコレ?バカシンジ、どっから持ってきたの?」
「加持さんがタケノコの栽培も始めてさ、貰ったんだ」
「アンタ、まさか願い事書いて飾る気?中学生にもなって何してんのよ」
「なんだよいいじゃないか アスカは何か書かない?」
「ア、アンタバカァ?アタシがそんな子供っぽい事する訳ないわよ!」    

ニヤニヤグビグビ

「なんだよもう…
 ミサトさんはもう書けましたか?
 あと今日のエビチュはそれで最後ですからね」


641 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2008/07/07(月) 21:36:26 ID:???
「ねえアスカぁ?」
「なによ」
「お姉さんね、今朝必要な書類を間違って捨てちゃったのよ
 だからね一生懸命ごみ箱漁ったの」
「ハァ?だからなによ」
「そしたらね、くしゃくしゃになった紙を見つけたのよ。15センチ×5センチ位の
 長方形の、まあ日本語で言う短冊型ね」
「!」
「それでね、なにかなーと思って見てみたら、外国語が書いてあったの」
「あ…うぁ…」
「『いつまでもシン…」
「わーわーわー!!!」
「……お姉さんエビチュが飲みたいなぁ」
「ち、ちょっとまってなさい!」


その短冊がどうなったかは永遠の謎