【LAS人】こんなアスカは大好きだ!2【専用】
32氏
32 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/05/16 10:46 ID:???
夕食後のだんらんの一時はアスカの一声で崩れ去った
週ドラをBGM代わりにファッション紙を読んでいたアスカ
「ねぇシンジ」
アスカのことを気にしながら明日の予習をしていたシンジはアスカ
をちらっと見てから
「うん・・・何?」
アスカはシンジの方を向いてニッコリ笑うと
「咽乾いちゃった、何か持ってきて」
シンジはここで拒否すると笑顔が夜叉に変わる事を十分知ってる
ので素直に返事をした
「うん・・・」
シンジは冷蔵庫の牛乳をコップにくみアスカの方へ向かった
「ありがと♪」
シンジがアスカにコップを渡そうとした時アスカが散らかしていた
雑誌にシンジが躓き
「うあぁっと!」
「ち、ちょっと・・・」
アスカに突っ込んだ
「いたたた・・・・・なにすんのよ!バカシンジ!!!」
「ご、ごめん・・・・大丈夫?」
「平気よ!それより早くどきなさいよ!」
シンジは顔を赤くして
「ご、ごめん」
アスカはシンジを呆れる様に見ると
「全く・・・バカな上にドジじゃ救い様がないわ!」
「て・・・いたた・・・・右手が・・・・」

34 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/05/16 15:51 ID:???
ネルフの病院内

アスカは骨折していた
「全治一週間ですね、特別コーティングしましたので極力負荷を
かけない様にして下さい。」

リツコは天井にため息を吐き
「一週間使徒が現れない事を祈るしかないわね」

ミサトの部屋での夕食

初めは何とか食べようとしていたアスカだったが上手く箸が使えず
ついに爆発し、箸を放り投げた
「もう!こんなんで食べれるわけないじゃん!」
シンジを睨むと
「み〜んなバカシンジのせいよ!」
シンジは顔をうつむかせて
「ごめん・・・・・」
アスカはそんなシンジを見てさらにイライラした様子で
「私はあんたのその下向いて謝ってれば良いって態度が気に
入らないのよ!、本当に悪いと思ってるの?」

そんな二人をエビチュを飲みながら見ていたミサトは招き猫の
様に手を振って
「まぁまぁ・・・しんちゃんもわざとやったんじゃないんだから」
アスカはホッペを膨らませて
「わざとじゃたまらないわ!」
そんなアスカの様子を気にしないかのように


35 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/05/16 16:23 ID:???
「アスカが上手くご飯を食べられないならしんちゃんが食べさせて
あげたらぁ?・・・・・ん?」
それを聞いた二人は顔を見合わせて
「「えーーーーーーーーーー」」
続けてミサトはネルフ作戦本部作戦課長の顔になって
「これは命令です」
「「そ、そんな命令なんて」」
ミサトはキリリと伝家の宝刀を抜いた
「この作戦の責任者は私です」

次の日学校での昼休み
それまで死んだ様だったトウジが急に生き生きと
「さぁ〜今日の最大のイベントの始まりやぁ〜、この時の
為にガッコに来ているんやとほんま実感するわぁ〜」
その様子を見ていた委員長が席を立ってトウジに向かって
「鈴原君、食事中は静かにしてください!」
トウジはこれだからおんなは・・・・という態度を取って
「はぁ〜あおんなに男のロマンはわからん・・・・・」
ヒカリは「はぁ」っという顔をして
「何がロマンよ!バッカみたい!」
トウジは机を両手で叩いて
「何やて!もういっぺんいうてみぃ!」
ヒカリも負けじとトウジの机を叩いて


36 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/05/16 17:03 ID:???
「何度でも言ってあげるわば〜〜〜か!」
と・・・・その拍子でトウジの弁当が床の上に散ってしまった
「あああああああああああああああああああああああああああ
俺の唯一の楽しみ、生きがい、全てがあああああああああああ
散ってしもううううあああああああああ!!!!!!!!!」
トウジは半べそをかきながら
「ど、どないしてくれるんや!」
ヒカリはさすがに申し訳無くなり
「ごめん・・・・・」
「ね、鈴原・・・私ので良ければ分けるけど・・・」
などと周りの迷惑も考えずにラブ2の2人・・・・
中略

しか〜しそんな2人を遥かに越える危険きわまりない2人に
最初に気づいたのはケンスケであった
シンジとアスカは机をはさんで向き合って座ると
「アスカどれが良い?」
「う〜ん・・玉子焼き♪」
シンジは玉子焼きを箸で掴むと
「アスカ、あ〜ん・・・」
アスカは口を開け・・・パク
「あま〜〜い」
そしてシンジはその箸でタコウィンナーを掴むと自分の口
に持っていった
それを見てアスカはちょっとすねた顔をして
「あ〜〜次それ食べたかったのにぃ、もうバカシンジ」
「あ、ごめん・・でもまだあるから・・・」
アスカはニッコリ笑うと
「じゃ、食べさせて♪」
「アスカ、あ〜〜ん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この風景にクラス中が凍りつきそして永遠ともいえる時が過ぎた

38 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/05/16 17:39 ID:???
ケンスケは口をパクパクさせながら
「な、何してるんだよ、おまえら!」
シンジは少し恥ずかしそうに
「何って・・・アスカ、僕のせいで怪我しちゃたから・・・
ミサトさんの命令でもあるし・・・・」
アスカは何言ってるのコイツという目で見て
「これは義務よ義務!私だって迷惑してるんだから!」
ケンスケは目をぱちくりさせて
「じ、じゃなんで同じ箸で食べてるんだよ!」
2人は顔を見合わせてからケンスケの方を向くと
「「この方が効率いいだろ(でしょ)」」
「「昼休みだって時間が限られるんだし」」

「あ、早くしないと休み時間終わっちゃう・・・アスカ・・・
あ〜〜〜ん」
「パク・・・おいしい♪」
それを見ていたヒカリがそろりとアスカに尋ねた
「ね、アスカその怪我いつ直るの?」
アスカはん〜って考えて
「負担をかけなければ一週間ってドクターは言ってたわね」

その瞬間第二氷河期が2−Aを襲った
クラス中の心の中
「あと一週間もこれが続くのか・・・・・・」

次の日からアスシン以外は屋上で昼食を食べてたとさ・・・・

おしまい