【LAS人】こんなアスカは大好きだ!2【専用】
92氏
91 名前:1 投稿日:04/05/21 20:38 ID:???
日曜日、遊びに来るヒカリを待つアスカ。
ヒカリが聴きたいといっていたCDをシンジが持っていることを思い出して、借りようと部屋をでる。
と、開け放した窓の近くで転がっているシンジを発見。
本日は、陽気も風も申し分ない。昼寝もさぞ気持ちよかろう。

早速、シンジの寝顔拝見と、顔を覗き込むアスカさん・・・

☆☆☆

「何してんの、アスカ?」
到着したヒカリが見たものは、赤みの射した顔で玄関に座っているアスカだった。
ヒカリの問いには答えず、くいくい、と部屋の奥を指差す。
わけも分からずいると、アスカが立ち上がって中へと誘う。ともかくもアスカについて行くヒカリ。
横になったシンジの姿がすぐ目に入った。

「碇君、寝てるの?」
「うん」
「で、それだとなんでアスカが「寝顔、見てみて」

やっぱりわけが分からない。
それでもアスカに促されるままに従い、シンジの顔を覗き込んだ。

「・・・うわぁ」
「・・・・・・ね?」

92 名前:2 投稿日:04/05/21 20:39 ID:???
無防備、すぎる。
常にどこか陰を持つ少年の、ただひたすらに安らかな寝顔。
少女、あるいは幼児のようだと見える柔らかさ。

「・・・ね?すごいでしょ、これ」
「なんだか・・・見ちゃいけないものを見たって感じねぇ」

アスカが赤面していた理由を、ようやく理解した。
男らしいほうが好みであるヒカリも、その「かわいらしさ」に頬を赤らめてしまっていた。
男の可愛さに感心するなんて、シンジに割る気もしたが。

「だからさっき、アスカったら真っ赤だったのね」
「え!?」
「何よ?
「・・・ええ、それは、まぁ、そうね。うん」
「? 違うの?」
「いや、だからそうだって」
「ひょっとして、アスカ、何かイタズラとか・・・」
「してないわよー」

視線をさまよわせて、棒読みで弁解するアスカ。
その横顔を、半眼でじっと見つめる。

「なに、したの?」
「・・・・キスだけ・・・・・・」

☆☆☆

シンジはその日、旧友の絶叫で、心地よい午後のまどろみから飛び起きた。