【LAS人】こんなアスカは大好きだ!3【専用】
『玉子焼き』
453 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/08/22 22:20 ID:???
シンジ「今日の玉子焼き…、どうかな?」
アスカ「フン!甘さが足りないわよ、甘さが!」
シンジ「え?やっぱり砂糖が足りなかったかな。」
アスカ「そうじゃないわよ!このバカシンジっ!」
シンジ「?」

458 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/08/23 01:18 ID:???
>>453
次の日、シンジはトウジ、ケンスケと学校帰りに遊んでいたため帰りが遅かった。
一人で暇を持て余していたアスカだが、あることを思いつきシンジの部屋に入っていく。
「宝探し、宝探し〜」
と言いながら、ベットの下をまさぐる。手に何か雑誌のような感触があったので、
「これか!」
と言ってそれを取り出す。中学生が見てはいけない本かとおもいきや、
その本には『おいしい家庭料理の作り方』と書かれていて。
そして、その本の玉子焼きのページに折り目が付けられているのを発見して、
「やっぱり、バカシンジね…」
と呟くも顔は笑っている。
そう言えばシンジの料理をおいしいと言ったことがあまりないと思い、
今晩の料理は誉めてやろうと考えるアスカ。

463 名前:458の続き 投稿日:04/08/23 10:31 ID:???
その晩、ミサトは仕事で遅くなり二人で晩御飯を食べることとなった。
食卓に並んだのはアスカの好物のハンバーグ。それはおいしくアスカはご満悦だ。
『おいしいわね』と言おうとするが、アスカは人を褒めたことはあまりなく、
しかも二人きりという状況が相成り、いざ言うことになると照れ恥ずかしく中々言えずにいた。
「シンジ、お…」
「お?」
「お…おドレッシング取って」
「おドレッシング?」
「ドレッシングよ、ドレッシング!」
なーんで、おいしいわねの一言が言えないのよ、とアスカは思い悩む。
「あ、あぁ、・・・ハイ」
シンジはアスカにドレッシングを手渡す
「サンキュ」
そう言ってアスカはシンジの持っているドレッシングを取ろうとしたとき、
二人の手が触れ合ってしまう。


464 名前:458の続き 投稿日:04/08/23 10:32 ID:???
「「あ」」
同時に声を出す。そして、目が合う二人。触れ合う手をアスカは離そうとするが、
シンジの目を見ていると離したくない気分になる。
(コトッ)
持っていたドレッシングの置かれる音が食卓に響いた。二人は手をからめ、見つめ合う。
そのまま二人の唇が近づきあう。その時
「ただいまー!」
と、ミサトが帰ってきた。二人は「はっ」と気付き離れる。しかし、顔は両方とも真っ赤だ。
「あらあら〜、もしかしてあなた達〜?」
二人の様子を見てミサトはカマをかける。アスカはそれにすぐ反応するが、
「ちょ、ミサト、アタシ達はまだ何もしてないわよ」
「まだ〜?」
「あ、だから、それはそうじゃなくて、え〜と、もうシンジの料理を褒めようとしただけなのに
なんでこうなるのよ!!」
「え、そうなのアスカ」
「へ〜アスカが人を褒めるなんて、愛を感じるわね」
「だ〜か〜ら〜、なんでそういう話になるのよ!!」
話がとんでもない方向にいったが、当初の目的が達成してまあいいかなと思う…わけがないアスカ。