【LAS人】こんなアスカは大好きだ!3【専用】
932氏
931 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/09/09 00:35 ID:???
ビュオオオオ・・・・・・

「…すごい風ね…なんでこんな日にガッコウあるのよ」
「しょうがないよ、休校にならなかったんだから」

「ああもう! 何でそうすぐに流されるのよ!! 少しは、自主休校しようか? とか言いなさいよ!!」
「何言ってんだよ…それにそんなこと言ったってアスカは学校に行こうとするだろ? 変なトコで真面目だから」

「…アンタ、アタシをバカにしてんの?」
「だから…何でそうなるんだよ…」

「もう、いいわよ!!」
「あっ!? アスカっ!」
暴風の中に走り出すアスカ。そして飛び出すシンジ

ッ!
「!? は、放しなさいよっ! なんでアン「駄目だッ!」 なっ…」

「放したらアスカまた走り出すだろ? こんな風の中で走ったりしたら危ないよ…だから、駄目」
「なっ…も、もう…わかったから、放して…シンジ…」
抱きしめていた腕を解くシンジ。そして数瞬見つめ合う。

「…それじゃ、行こうか?」
「…そうね。 ま、すぐに帰ることになりそうだけど」
二人並んで風の中、学校への道を歩き出す。


932 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:04/09/09 00:55 ID:???
「何よっ!シンジの馬鹿っ! もう知らないっ!」
今日も何かにブチ切れて、自分の部屋に閉じこもってしまうアスカさん。
(またか…)
はぁ、とため息を付くシンジ君。


アスカさんの部屋の戸を軽く二回ノックするシンジ君。
「ねぇアスカ。一緒にお茶でも飲まない?」
「…」
「とっておきのオレンジ・ペコーで煎れるからさ。出ておいでよ。」
「…」
「お茶受けにカスタードプリンも付けるよ。今日はいい感じに焼けたんだ。」
「…」
「…早くこないと一人で食べちゃうからね。」
「…」


火に掛けたケトルが湯気を立てる頃、どすどすと足を踏みならしてやってきて
無言のまま椅子にどっかと腰掛ける、ふくれっ面のアスカさん。
それをみて笑いを必死にこらえるシンジ君。
「…何よ。」
「何でもないよ。」