【LAS人】こんなアスカは大好きだ!7【専用】
379氏
379 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2005/05/23(月) 21:45:37 ID:???
テーブルに着いている私とシンジとミサト、床にはペンペン。
まぁ、いつもの夜の食卓風景。
食事も終わり、私たちは何をするでもなく、
その緩やかな時間を過ごしている。
私は横目でちらりとシンジを見る。
シンジは湯呑みに入った熱そうなお茶に、
息を吹きかけ、冷ましていた。
お茶は緑で、多分、緑茶というものだ。
よく、日本人はそんな物を飲めるな、と感心する。
それに、そんなに息をかけて、熱いの飲めないの? アンタ、猫?
そう思いながら、何となくその仕草を私は眺める。

「はい、どうぞ。ミサトさん」
「ん、ありがと。シンちゃん」

すると、シンジは息を吹きかけていた湯呑みをミサトに渡す。
私は驚く。

「ちょ、何やってんのよ、シンジ!」

つい、席から立ち上がってしまう。


380 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの 投稿日:2005/05/23(月) 21:47:07 ID:???
「え? いや、その…。ミサトさんは猫舌だから冷ましてただけだけど…?」

ああ、成程。猫舌だから。ミサトは熱いの苦手だからね、納得。
・・・って、納得するわけがない。

「なんでシンジが冷ますコトがあるのよ!? おかしいでしょ?!!」

バンッ、とテーブルを叩く。

「そ、そうかな?」

既にミサトは傍観者のように私の剣幕とシンジのとまどいを観察している。
そのにやにやした笑い顔が憎たらしい。
むかむかする。
私はシンジの少しおかしい行動を指摘しただけだ。
他人の物に息を吹きかけて冷ますなんて
どう見てもおかしい。
おかしいわよね? 私は自分に問いかける。
シンジが私のお茶に息を吹きかけるのを想像してみる。
何故か自分の顔が熱くなる。
うん。やっぱりおかしい。
とにかく私は自分を落ち着かせるため席に座る。

「アタシにもお茶、淹れてよ」
「う、うん」

シンジは立ち上がる。

「熱いお茶を淹れなさいよ、う〜んと熱いのを」
「? う、うん」

負けじと小ネタ