【LAS人】こんなアスカは大好きだ!9【専用】
766氏
766 名前:1/2 投稿日:2006/03/16(木) 18:05:51 ID:???
「ねえ、シンジ。べろちゅーしよっか」
「え、何?」
「ディープキスよ、大人のキス。したことないでしょ? ・・・ねぇ、なんで目、逸らしてんの?」
「ううん別にっ。全然まるっと何でもないよ。ホラ、前の時もびっくりしてヨソ向いちゃったしそれと同じで」
妙なところで妙な記憶力を発揮するシンジ。

「退屈だからよ」
「・・・会話が噛み合ってないよ、アスカ」
「先に言っとかないと、”可哀想なモテないバカシンジ”が勘違いしちゃうかもしれないでしょ」
「退屈だからって、そんな」
「会話のテンポが合ってないわよ、シンジ。なぁに、怖い?」
「怖かないよ! べ、べろちゅーくらい」
「歯、磨いてるわよね?」
「うん」
「したことないでしょ? ・・・なんで目、逸らしてんの?」
今なら死兆星が見えるかもしれない、とシンジは思った。
試したくはないけど。

767 名前:2/2 投稿日:2006/03/16(木) 18:07:35 ID:???
「・・・・・・ファースト?」ぼそりと呟く声に、重暗い殺意。
暇つぶしのくせに、思い通りじゃないと怒るんだから!
「ち、ちがうんだ!! ミサトさんだよ・・・ねぇその笑顔やめてよアスカっ。ミサトさんが、ええとその・・・そう、いきなりって言うか! 無理矢理!! 逃げ場のない薄暗い通路でさ、疲弊しきった僕の顔をこう、両手で固定して、突然ぶちゅっっとね?
呆然としてる間に、ねっとりたっぷりと僕の下を中に、じゃなかった、僕の中に舌を入れてねぶり回して、『あとで続きをしましょ♥』って笑ったんだ!!!」ちょっと違ったかも知れない。
「分かったわ」
「分かってくれた?・・・ていうかどう分かったの? あまり聞きたくないけど」
「ミサトをコロせばいいのね?」
「やっぱり聞かなかったことにしていいかな?」
「と・に・か・く! それならしっかり上書きしなきゃダメよね」
「?? 上書ぅく、ちょ・・・ぁ・・・んちゅ、まって・・・はぁっ・・・っ」

その夜、ミサトがアスカに襲われたが、案の定あっさり返り討ちにしてしまった。
アスカのストレスは、結局シンジに向けられることになる。
“上書き作業”は日々続けられ、シンジは繰り返される好きな女の子とのえっちなキスに溺れながら、(アスカってよっぽど暇なんだな)とぼんやり思うのでしたとさ。